珈琲粕・麦芽粕の栽培実績

2021秋栽培経過ご報告

本年度も近畿大学農学部の白坂教授に引き続き研究をご依頼しております。また鳥取県因州しかの菌づくり研究所の新沼所長にも弊社にご来社頂き直接指導頂きました。本格的に自社ラボ試験をスタートさせています。

麦芽粕は栄養素がとても豊富で優秀な培土に使用出来る事が解りました。醸造後すぐに使用しなければ腐敗してしまう事が一番の問題です。またクラフトビールの種類によって毎回成分が異なる事も今後の安定生産には課題となっています。

珈琲粕でついにキノコ栽培に成功致しました。研究当初は染料として抽出する事で栄養素が流れ出してしまいキノコ栽培には使えないのでは無いかと心配しておりましたが、抽出作業で珈琲豆を煮出す事でキノコ生育を阻害する物質を排出している様です。染色に使用しないドリップ後の粕と比べても生育速度の違いが確認されました。