おはようございます。
昔使用していたバイオリンを壁にかけただけで
プロのバイオリン奏者気分になれる、自称クラシック佐藤です。
少し前から染色業界のOBであり、
人生の先輩が弊社によく出入りしているのですが
その先輩が染色工場見学に連れて行ってくれました。
同業の場所に伺うことは滅多にないのでかなり心躍りましたが
どこも良い意味での癖を持っていて素晴らしかったです。
突然押し掛けたにも関わらず、嫌な顔もせず工場内を丁寧に説明していただきました。
優しい人が多いですね。
器も大きいが作業場も機械も、うちの何倍も大きい。。。
弊社の特性は極めて小ロットだということを改めて実感しました。
染色業界(ほんの一部しかみていないけれど)
特に工業染色に関しては圧倒的に男性が多いです。
こんな当たり前のことすら知りませんでした。
力ではかないませんが、技術では負けぬようもっと勉強していきたいと思います。
技術開発に熱心な
泉工業(株)さんの開発したラメ糸を使い
大城戸織布さんで織った生地を
(株)福井プレスにてムラ染めにした、合作試験を行いました。
セルロース繊維のラメ糸とのことで
綿で使用する染料で染色しました。
(セルロース繊維は、綿麻などの天然繊維の他に、
レーヨンやキュプラ、テンセルなど再生繊維のものがあげられます。)
ラメにはかなり疎い私ですが、天の川みたいで美しいものですね。
個人的には濃色の方がラメが際立ってより綺麗に見えました。
他の素材の試験も色々やっています。
こちらは今大流行しているICOS(電子タバコ)のケースの染色試験。
基本的に生地を染める会社ですので、
このようなプラスチックを綺麗に染めることがなかなか出来ず
失敗を繰り返しましたが、最終的に綺麗に染める方法を見つけました!
こちらは木材の染色。
木目が残る顔料とは違う風合いの色のつき方です。
木は簡単に染まりそうですが、浸染では以外と難しいものです。
ムラ染めに使用した捨て生地。
色々な色が混ざって、かっこいい配色になってしまい
もはや捨て生地とは言えないレベル。