珈琲チャフ染めの取り組み
珈琲の生豆を焙煎する際に生じる廃棄物「チャフ」より
色素を抽出して繊維製品を染色するという事を
東大阪市の染工場と珈琲焙煎工場が協力して取り組んでいます。

廃棄物の再利用を最大限に有効活用するポイントの1つ

廃棄物の輸送コストを下げる
点に於いて近郊に位置する2つの企業が取り組む事はとても重要です。

焙煎前の生豆

生豆に残った薄皮が焙煎工程を経て回収タンクに廃棄物として集積されます。

従来は廃棄処分される物を染料として再利用する事が出来ます。

チャフ

 

チャフで染めたTシャツとエコバック

 

何故チャフ染めなのか?

珈琲染めと言えば一般的にはドリップした後の豆の残りカスを利用して
染めれる事が知られていますが、ドリップした後のカスは湿っている状態なので
染料として保存するのに適しません。
乾燥させて保存するには手間と時間のエネルギーを必要としますので
資源の再利用という意味での有効性は劣ります。
チャフはその存在が生じたタイミングで乾燥されている為、
いつでも染料として使用出来る理想的な状態にあると言えます。

珈琲焙煎工場からは乾燥したチャフだけで無く、廃棄されてしまう豆粉も
年間数トン出てしまいます。これは焙煎豆を粉砕するブレードの刃を交換する際に
異なる豆が混在しない様に豆の種類が変わるタイミングで刃に付着した豆粉を綺麗に
取り除く必用がある為に生じるもので抽出して飲用される前の廃棄は
完全な食品ロスになりますが、私たちはこの廃棄豆粉も染料として再利用しています。
この豆粉を染色に使う事でチャフでは引き出せなかった珈琲の香りを繊維に付与する事が可能となりました。

特殊糊を使った珈琲チャフ染め

 

特殊なプリント糊を使って部分的に濃く染める事が出来ます。
プリントを置いた箇所だけ濃く染まりそれ以外の部分は薄く染まります。
同系色の濃淡コントラストを表現出来ます。

濃度を上げ難かった珈琲のチャフ染めに於いて
一部分だけ濃く染める事が出来るこの染色法は制作の幅を広げてくれます。

カフェ等で使用するオリジナルユニフォームの制作等で
店名やロゴ等デザインを浮かび上がらせる様に染める事が可能です。

特殊糊プリント

 

糊を置いた箇所が濃く染まります。

 

(クラウドファンディングで珈琲染めをさせて頂きました)