試験室より

小さい佐藤です。
試験室に新しい染料はかりが導入されました。
数値を打ち込むだけで計量行程をメカが進行するハイテクな染工場が多い中、弊社では非常にアナログな手法で計量しています。ブレを極力防ぐため、数値の小 さい染料は数%の染液にして、そこから必要量をピペットで吸い上げて計ります。このようなアナログな手法だと、機械の方がよっぽど正確なイメージはあるか もしれません。私も始めた頃は大丈夫なのかこれ。と思いましたが、やってみるとこの手法は見た目以上にかなり正確です。
色ブレは計量だけではなく、染色機械それぞれの癖や温度、水量等も関係してくるので、機械や繊維の癖や手法を見極める目が一番正確さへの近道になると思っています。
以前使用していたはかりはかっこよかった(見た目が)。また活躍してもらいたい。