染色しかしていない

今晩は、パソコンの不調によりブログを放置していました全国でも有名な(苗字の)佐藤の時間です。

色と素材と納期に追いやられ、お昼ご飯をゆっくり食べたいと思うこの頃は、バナナか納豆を食べながら現場を見守る毎日です。行儀が悪いが栄養は短時間に摂取したい。

最近は癒しを欲しているのか、家の中が森化しています。

(家の植物が増え続けている)

そういえば小学校の頃はお花係でした。

あの頃は葉っぱと鉄棒と土と世界名作劇場が佐藤の9割を占めていました。

 

ベランダで藍と綿を育てたいのですが、簾をカビだらけにしてしまう私にはまだハードルが高いようです。来年こそ実施したい、、、。

だけども暇さえあればもっと作業していたくなる、人よりだいぶ遅い成長期がダラダラと続いています。毎日の作業をこなしながら、新しい取り組みを考えたり作ることは楽しい。

新しい取り組みはいくつかありますが、

そのひとつに

一般の方もデザイナーの方も、染色が身近に、より理解できるような仕組みを作ろうと思っています。

 

毎日何色染めてるんだという(ほどは染めておりませんが)

根っこには、1色1色が、極力色ブレのないよう、量産で問題が起きないように気を張っています。

機械によって癖があるのは事実、

人間の性格と一緒で、この機械にはこういう対応、という配慮をしないといけないので

神経がいかれそうですがそういうギリギリ感に快感を得ているので良しとします。

安定したいけど、へそ曲がりな機械ばかりです。

そこがまたかわいいんだが。

 

靴下は服より圧倒的に数多く染められます。

浸染では基本的には重量が重要となります。

重さで浴比と染料の配合を決めるからです。

(靴下は軽いので1ロットで沢山染められる)

何色も染めて、ビーカーとの色ブレがないとき、佐藤は歓喜します。

ひゃっほー

 

10月はお取り引き先様の展示会があり、時間があるときに何軒か伺わせていただきました。

伺って実際出来上がったものをみると、どのデザイナーさんもほんの一部を携わっただけでも喜びをもらえます。

ご依頼いただけて、形にして出してくれてありがとうございます。

 

 

古川与助商店様の和紙生地の染色オーダースーツ

一人一人、お好みの色で染めてからの縫製です。

完全に世界でただ一つの衣類です。

河村社長の熱意とモチベーションに、いつも学ぶものがあります。

この仕組みを考えられるのは本当にすごい。

 

 

今期から弊社で染色をしていただいたYURTAO様の展示会に伺いました。

ついでに染めた服の試着もさせてもらいました。

出不精ながらも、大城戸織布の1番弟子まな氏に誘ってもらい展示会に行ったところ、

想像以上に染めたものをみるのは嬉しくなりました。

生地を織る→染める→デザイナー→お客様

この一連全てをを見られたような気がしました。

(ちなみに古川与助商店もYURTAOも大城戸織布の生地がメインです)

 

こもって作業だけでなく、たまに外に連れ出してくれる人がいるのっていいなと思う10月でした。

今月はミロを3パック消費する目標です。

パソコン早く直れ。