大いなる実験その1


熱烈ファンからまさかのミロ贈与がありました。
ブログの威力をここ一番で実感した、常に時代の一歩後を行く佐藤です。

私は普段豆乳割で飲んでいる(牛乳派の方すみません)のですが、ふと頭によぎる。
これは染料になるのだろうか?

木綿等植物繊維の生地を草木染めする場合、タンパク質やタンニン、カチオン化剤等の下地染め処理をすることによって濃く染める事が可能になります。(豆 汁、豆乳、卵白等のタンパク質は家庭で染める際身近な材料として使用されます。)色素成分を吸着させやすい成分をセルロース表面に付着させることで濃く染 まるという原理です。
また、媒染(鉄、アルミ、銅等様々)をすることで色を定着させる、草木染め特有の染色行程があります。

豆乳割ミロ:豆乳→下地染め処理用タンパク質 鉄分豊富→媒染 ミロ粉末→染料

キーワードが揃ったというだけの安易な発想のもと、やってしまいました。


下地処理が不可能な場合も考慮し、綿と絹の生地両方投入。(絹等の動物繊維は下地処理なくともよく染まるのです。)
どちらかが染まればミロは染料として認定。
個々の味覚絶妙配合が色で確認出来る、大いなる実験です。

配合データ→浴比1:30 ミロ濃度15%(owf)
(生地10gに対しミロ1.5g、豆乳300ml)

これは私が普段飲む配合を元にしています。
(ちなみにネスレの記載例より50%薄い量になります。)


結果

惨敗。
染まっていなくはないが、草木染めのあるある失敗例の色に。というかそもそも草木じゃないし天然でもない。

さっきまで世紀の大発見だ!と、データ取りまでしていた自分が恥ずかしいが、恥部をさらす気持ちで結果だけは記しておきます。

とりあえず残液は飲んでリセットしました。せめてエネルギーとなれ。
私はネスレのまわし者ではありません。

次回は養命酒を狙っています。