こんばんわ。膳は急げ。滝川クリステルです。
久々にグラデーション染めのお仕事です。
今回は上下を染めるタイプ。
弊社には段染め用機械の設備はないので、一点ずつ手で染めていきます。
グラデーションの量産にはあまり向いていませんが、展示会用サンプル等の少量にはうってつけです。
機械作業だけではだめ、手作業だけでもだめ。
どちらも出来るようにならなければ弊社の全作業をこなすことは出来ませんが、どちらも出来るから面白い。
機械をいじるおかげで、常に効率化と計算の脳を鍛えられ、
手作業があるおかげで、細かい作業まで行き届く。
どちらも同じ位集中力が必要です。
私は手先は器用なことばかりが得意で、計算が非常に苦手でした。
染色や織りに携わってきて、染織の世界は理数の世界だと実感しました。
単純に私があまりに数字に弱かったせいかもしれませんが。
配合、比率の計算が常についてまわります。
変化球を投げられたら即座に打ち返す脳内コンピューターが必要です。
それらが出来ないのに手先の器用さなど発揮する意味はありません。ただの小手先器用ばかです。