今晩は、バナナの最後の一本が必ずドス黒くなります。
生物の色の経年変化に感銘を受けている風の佐藤です。酸化。惨化。
兄が時々描く漫画が禍々しいです。
こんな誘われ方をしたらきっと着いていくと思います。
デニム生地のブリーチ加工。
インディゴはほぼ落とし、すれた程度にだけ微妙~に残す。
このギリギリの色味は30秒ずれただけで全て消えてしまう位のきわどさなので、べったり張り付いて加工時間を見極めます。
ブリーチは水に触れた瞬間から作用が始まってしまうため、昇温時間や加工後の排水時間も考慮しなければなりません。
色が少し多く残っているくらいであげて、ソーピング→水洗→乾燥等の行程を終えるとまた一つ色が薄くなるので目標色になります。
濡れて濃色に見える生地の仕上がり色が予測出来るようになってきた事は、染色の仕事を通して得た眼の力です。
せっかくなので見極めの瞬間は眼をかっ開くようにしています。